読書日記 nokia's bookshelf

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解説が秀逸!「スタンド・バイ・ミー」東京バンドワゴンシリーズ3弾*小路幸也

ファンはソワソワするこの季節。

「あ〜 早く読みたいよ〜〜〜!」

と、心待ちにされている方もたっくさんいらっしゃるはず。 nokiaもソワソワしながら、シリーズを読み返しています。

 

東京バンドワゴンシリーズの第3弾、「スタンド・バイ・ミー」小路幸也

どの作品も面白いんですが、この巻は解説がなんとも秀逸で(*^^*)

*文庫本の解説です

東京バンドワゴンシリーズに共通していえることだが、その魅力はひと言で簡単に言い表すことができない…」 解説の一節。 書かれたのは、文教堂書店三軒茶屋店の中川浩成さん。 この後に続く解説は、東京バンドワゴンシリーズの世界観がとてもわかりやすく書かれています。

「東京バンドワゴン」シリーズは、「平成のサザエさん」なんて表現をされることもあります。 でも、「サザエさん」のように子供向けでないところが「東京バンドワゴン」シリーズの面白さ。 正直、こんな複雑な人間関係の大家族、一緒にいるだけで疲れ切ってしまうと思います。 複雑でドロドロした人間模様を読まされてしまったら、読後はぐったりとしてしまうはず。 それが 「東京バンドワゴン」シリーズにはその疲れを全く感じないんですよね。 小路マジックのなせる技!  どんな物語なのか、そこは解説の中川浩成さんがうまく書かれています。

初めて「スタンド・バイ・ミー」を手にとり、解説から読み始めた人は、すぐさま巻頭のページを開いたことと思います。 そして一気に読み終えたんじゃないのかな。 解説って、その名のとおり、作品を分析して作品の世界観を読者に伝える仕事、だと思います。

でも、書店で解説を読んでからその作品を買うかどうか決める人もいるはず。 普段あまり本を読まない人ほどその傾向はあるんじゃないかな。 読者に優しいこんな解説があれば読書はもっと楽しくなるはず。 今年は「ザ・ロング・アンド・ワイディング・ロード」が文庫になるけど、どんな解説が載るのか楽しみですね!

 

 

「東京バンドワゴン」シリーズ第13弾は「ヘイ・ジュード」。こちらは4月に発売予定です。

小路幸也さんのツイッター、 こちらです↓ https://twitter.com/shojiyukiya/status/954167027882586112

東京バンドワゴン公式ツイッターでは小路幸也さんインタビューの様子が! https://twitter.com/TKBW_official?s=09

「ヘイ・ジュード(東京バンドワゴン)」小路幸也 発売は4月26日。 あと一ヶ月、待ち遠しいなあ。 ワクワクしますね〜

発売まで「東京バンドワゴン」からもう一度読みます(*^^*)

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