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この一冊で世界が動くで! 「竹島」門井慶喜 


こんばんは。
今日はどんな1日でしたか?

 

今日は門井慶喜さんの『竹島』をご紹介。

竹島
 
なんかめっちゃ物々しい表紙ですね。
これを読んでる時に友達が表紙を見て「なにそれ!めっちゃムズイ本読んでるやん!」と言ってました。
実は中身そうでもないんやけど(・・。)ゞ
 
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営業力に長ける青年、健哉はひょんなことから大阪のじーさん、坪山と知り合う。
坪山はお宝を持っているというのだ。
竹島について描かれた和本「たけしま一けん」。


そこには、竹島は日本の領土であるとも、韓国の領土であるとも取れる記述がある。
この一冊の和本で世界が動くことになるかもしれない。
健哉と坪山は大きな賭けに出た。。。

竹島



日本海に浮かぶ竹島をめぐる攻防戦を描いた物語。
竹島をめぐっては、日本と韓国がにらみ合いを続けていますよね。
単行本の表紙からも、ただならぬ気配がうかがえます。もしかして装丁さんはそれを狙ったのかな?

この物語の中で駆け回るのは、営業力に長けた青年と、チョットあやしげな大阪のじーさんのコンビ。
そんな組み合わせで、、どうやって竹島をめぐる攻防戦に参戦するねんな?? と、疑問に思われましたか?
でもね、この二人、なかなかやりますよ。

攻防戦と書くと、武力行使での竹島争奪戦のように聞こえてしまうかも。武力行使ではありませんのでご安心を。
本の表紙は何かしら、オドロオドロしい感じを受けるのですが、物語は痛快コメディの要素が満載です。
周りの人には「難しそうな本読んでるな。。。」と思わせておいて、心の中では大いに笑いましょ(^^)
では、また。



have a nice reading time!
 

2012-6-20 実業之日本社






門井慶喜作品