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局の起死回生をかけた大改編!『ラストレター』さだまさし

さだまさしってあの「さだまさし?」

さださんの小説を読んでると、ほとんどの人がそう尋ねてきます。

 

「ラスト・レター」さだまさし

 

「 そうなんです。 あの!シンガーソングライターのさだまさしさんなんです。」

と、いつも説明します。

さださんが小説を書かれることはまだあまり知られていないようですね。

 

本作は、自伝的小説といってもいいのかもしれません。

若き局アナが主人公なのですが、局の起死回生を懸けたラジオ深夜放送の改編に取り組むというお話。 改編と書けば聞こえはいいですが、つまり、「深夜枠はリスナーも少ないことだし、てきと〜に好きにやっていいよ」と上層部からほぼ捨てられ状態。

「それならば!」と、スタッフ、アナウンサー、リスナーそれぞれみんながとにかく遊んでやろう! というハッチャケぶりが面白い。

もうね、とにかく、そこまでやるかーっ! ってくらいのね。 まるで、さださんご本人のはっちゃけたラジオ放送や、テレビ番組のようです。

 

ときどき泣ける場面もあって、そこはさすが、さだまさし! という感じですね。 テンポがいいのでするする読めますよ。 あえてブックカバーをつけず、タイトル、著者名が見えるようにして本作を読んでみる。 注目されるかも。

あ、でも電車やバスの中で読むときにはご注意を!

思わず吹き出して、周りから白い目でみられるかもしれませんから〜(*^o^*)

 

さだまさしさんの作品はご自身の楽曲から小説になったものが多くあります。

楽曲とともに読んでみるとより世界観を楽しんでいただけると思います。

 

 

 

 

 

 

 

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