読書日記 nokia's bookshelf

小説など面白かった本を紹介する読書ブログです

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夜中のポチりは命取り!?『世にも奇妙なマラソン大会』高野秀行

世にも奇妙なマラソン大会 [ 高野秀行 ] 夜中にパソコンの前に座るのは命取りです。 お酒飲みながらだと、確実にヤバいです。。。 あまりノンフィクションは読まないのですが、 裏表紙に惹かれて読んでみました。 「サハラ砂漠でマラソン!? ある深夜、ネッ…

このオケ、なんてオソロシイ。。。『のだめカンタービレ 最終楽章(前編)』

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 // 久しぶりにのだめを観てみました。 前後編ある映画の前編。前編だけでもDVDが2枚あるから長丁場です。(メイキングが入ってます) 指揮者コンクールに優勝した千秋。優勝者には実行委員会が今後の演奏会をプロデュースし…

ところで。。。桐島ってどんな奴だっけ? 『桐島 部活やめるってよ』朝井リョウ

桐島がバレー部をやめた。 彼女とも別れたらしい。 桐島ってどんなやつだっけ? 「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ 桐島をめぐる5人の高校生のストーリー。 「桐島、バレー部やめたらしいよ」 部活も立場も違うところから見える桐島とは。。。 5人それ…

思わずうなずくあるある『ひとりぐらしも何年め?』たかぎなおこ

ひとりぐらしも何年め?/たかぎなおこ (楽天にリンクします) // ひとり暮らしも長くなると、自分で何でもできるようになっちゃいますね。お料理しかり、お掃除、洗濯、網戸の張り替え、黒光りするあの虫さんとの決闘も(^_^;) 私もひとり暮らしは長かったの…

大切に思う、だから信じる『怒り』 吉田修一

ほぼジャケ買いではありましたが。。。 深いです。 千葉、沖縄、東京でそれぞれの場所で素性の知れない男が暮らし始めた。 隣人とさりげに接する男、人目を避けるようにひっそりと暮らす男、人との接触を避ける風な男。はじめは訝しがられながらも、それぞれ…

行き先はどちら?『笑うハーレキン』横尾秀介(中公文庫)

家も会社も失くした中年の家具職人が主人公。謎の女性が現れてからの物語。なぜかその女性も河原近辺で寝泊りを始めて。ちょっと筋が見えてこない作り。人間模様を描いてるだけ?それともミステリー? 笑うハーレキン (中公文庫) [ 道尾秀介 ] 淡々と物語…

こんな切ない小説、他にない『白夜行』東野圭吾(集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫) 切ない。とにかく切ない。 とある殺人事件をきっかけに物語は動いていきます。そこに描かれるのは男の子と女の子。恋になる前の幼い二人。恋心も意識できないくらいの二人だったのに、離れられない関係になってしまいます。 恋というも…

深夜のドタバタ劇はここで起きた!『デパートへ行こう』/真保裕一(講談社文庫)

閉店後のデパート。全てのスタッフが引き上げ、明かりも消えた真っ暗なデパートで何かが蠢く。。。 デパートへ行こう! (講談社文庫) <amazon link> ちょっと怪しげな書き出しになってしまいましたね(^_^;)怖いお話じゃありませんからご安心を。 閉店後のデパートに忍び込</amazon>…

勘一、空を飛ぶ!?『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』《初回限定版》小路幸也〜東京バンドワゴンシリーズ第11弾

今年もやってきましたよ、堀田家の春! ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン [ 小路幸也 ] // 相変わらず、何やかやと賑やかな堀田家。 キャラクターも人間関係もいろんな事件も、よくもまあ、これだけ盛り込んだな、っていうくら…

思わずジャケ買い~「怒り(上・下)」吉田修一

私が好きな俳優さんたちが勢ぞろい。。 完全にジャケ買いです。 映画化されるんですね。妻夫木聡さんと吉田修一さんのタッグ、作品が楽しみです。 これはフルサイズの帯、とでもいうんでしょうか? 元々のカバーの上に、映画バージョンのカバーがかかってい…

あの作品たちはここから生まれた!『倒れるときは前のめり』有川浩(角川書店)

こんばんは。 初めてのブックレビューです。 第1回めは。。 「倒れるときは前のめり」(角川書店) 有川浩 発表される作品の多くが映画化、ドラマ化、コミック化される、もっとも旬な作家、有川浩さんの痛快エッセイ。 あの作品や、この作品も。 こんな道を通…