深夜のドタバタ劇はここで起きた!『デパートへ行こう』/真保裕一(講談社文庫)
閉店後のデパート。
全てのスタッフが引き上げ、明かりも消えた真っ暗なデパートで何かが蠢く。。。
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ちょっと怪しげな書き出しになってしまいましたね(^_^;)
怖いお話じゃありませんからご安心を。
閉店後のデパートに忍び込んだ、それぞれに想いを抱えた人たち。
若い女性、くたびれ中年男、高校生カップル、元刑事。。。
警備の巡回をすり抜け、目的達成へと駆け回る。文字通り、駆け回るんです、デパートの中を!
このテンポの良さ、まるで舞台の喜劇を観てる気分になりました。
走り回る足音が客席に響いてくるような小さめの劇場で舞台化されたら面白いんじゃないかな。俳優さんによってキャラがまた変わってくるところも面白いと思う。
みんなが抱えてる、それぞれの想い。
それは読みながら登場人物に尋ねてみてください(*^_^*)
さて、あなたは今日、何を読みますか?
行こう!シリーズ、「ローカル線で行こう!」も面白いよ。