マジメに真面目を重ねて。。「舟を編む」三浦しをん
マジメすぎるのが玉にキズ、の馬締が配属されたのは、辞書編集室。
真面目に辞書に取り組み、真面目に恋愛に取り組み。。。 一冊の辞書が出来上がるの、こんなにも地道な作業の積み重ねなんだと、この小説を読むとわかります。
「辞書」ですからね。 絶対に間違いがあってはいけないのです。 だって、辞書が間違ってたら日本語がおかしくなっちゃうから。 しかも、小説とは比べ物にならないくらいのページ数。 一つの言葉に間違いや抜けがあると、調整に「はあーーーー?」ってくらいの時間がかかってたりするんです。
辞書を作るのは、コツコツと地道な作業ができる人でないとできないお仕事ですね。 こんなに大変な作業の積み重ねの「辞書」があるのに、最近は「辞書を引く」ということが少なくなった気がします。 キーボードを叩けば、いろんな言葉を教えてくれるようになりましたものね。
でもね、やっぱり本好きは辞書も紙がいいんですよね。 辞書だけではなく、小説もコミックもページを繰る、という指先から感じる「本」というもの。 nokia的な読書は、活字と指の感触がセットになってはじめて楽しめる気がします。 みなさんはいかがですか?
映画化もされています
松田龍平さんと宮崎あおいさんのカップル。 二人とも静かな役柄でとてもハマっています。お互いに目の前の仕事に真剣に向き合うところ、お似合いのカップルです。
原作の活字では理解しきれなかった、辞書作りの過程。 映像だと「辞書のこの部分のことを書いてあったのか」というのが一目でわかります。 原作と映画、どちらも楽しめますよ。
では、おやすみなさい。
|
|
||||
|
|
||||
|
|