アンテナ立つのは山の上!?『神去なあなあ日常』三浦しをん(徳間文庫)
東京ど真ん中、都会育ちの男の子、勇気が「就職」のためにやってきたのは神去村。
「就職」といえば聞こえはいいけど、実際は親から「行って来い!」と放り出されたようなもので。。。
仕事はといえば、木のお守りをする人、木こりさん。 森林組合のお仕事ね。 やってきた村は、山と山の谷間にある小さな集落。
携帯電話のアンテナが立つのは山の上!
こんなとこやだよ! と言いながらも、山に入って、体を使う仕事をしているうちに村の暮らしにも慣れてきて。 人が少なけりゃ付き合いが深くなる。 知らなくてもいいことを知ってしまう、ちょっと悩める勇気くん。
村に来た当初は頼りない男の子だったけど、 木と向かい合ううちに少しずつ大人になって。 みんなから頼りにされる青年に成長していきます。 思わず「頑張れよ!」って励ましたくなりましたね。 若者が頑張ってる姿って見ていて嬉しいです。 まだまだこの国、捨てたもんじゃないよ、なんて思えてしまいます(*^^*)
さて、今夜あなたは何を読みますか?
続編「神去なあなあ夜話」ではユウキ君が成長してますよ。
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