読書日記 nokia's bookshelf

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音楽があれば年の差なんて。。「東京ピーターパン」小路幸也


「東京ピーターパン」小路幸也




「すげえギターの上手いじーさんがいるらしい。」
バンド仲間のコジーがどこかで聞いてきた。
そんなに上手いギターなら是非とも聞いてみたいもんだ。
でも。。。どこで弾いてるのかまでは聞いてこなかった。
そこ大事だろーっ


都会の片隅でギターを爪弾くじーさん。
住むところなんてなくていい、ただギターが弾ければそれでいい。
そう思ってた。
シンゴ、60歳。


ひょんなことからバンドを組むことになってしまった。
一夜限りのバンド。
フツーの会社員、音楽で生きていきたいバイト青年、引きこもりの高校生とその姉、現役刑事にホームレスのじーさん。
引きこもりの高校生、聖矢が作った曲にじーさんとバンド青年が手を加える。
歳も境遇も全く違う6人が土蔵の中で作り上げる音楽は。。。


「ナモナキラクエン」


小路幸也作品がお好きな方は「お!」って思われましたか?
そうなんですね、あの作品はもともと「東京ピーターパン」の中でタイトルだけは作られていたんですよね。
この後に「ナモナキラクエン」という小説が生まれたんです。

 

nokia163.hateblo.jp

 



上は60歳から下は16歳まで。
このバンドの年齢の幅は大きい。
でも、音楽をやるのに歳の差は関係ない。
楽器ができれば、歌が歌えれば、即席だってバンドになれる。

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音楽っていいですね。
nokiaも久しぶりにギターを弾いてみようかな。
錆びついた弦で指を切らないようにしなくちゃね^^;



have a nice reading time!

 

 

小路幸也 著作