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そんな世の中いやだ!「プラチナデータ」東野圭吾

こんばんは。 今日は何を読みましたか?

今日のレビューはこちら

プラチナデータ「東野圭吾」

 

まずはこちらから。。。↓

先日、京都大学の研究チームが発表した「DNAで「またいとこ」がわかる-新しい血縁判定法の開発」

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/160729_2.html

京都大学の研究では、災害時の身元確認の精度が上がる、と説明しています。 この研究のさらに進化した形がこの作品に描かれています。

 

国民のDNAデータがコンピュータで管理できるシステムが開発される。 親類からのDNAからでも犯罪者を特定することができるほどの精度を誇るという。 発覚を恐れて、犯罪がなくなることがこのシステムの目的であった。 しかし、ある事件の容疑者にシステムの関係者が浮上した。 システムは、彼を犯人だと特定している。

もしも。 故意にDNAのデータが書き換えられていたなら。。。 なんだかこわいですね。

東野圭吾さんの「予知夢」の中では血液型による分析しかされていません。 わずか数十年でDND分析が当たり前の世の中になったんですね。科学の分野は進歩しています。 「分身」も、倫理に反する行為が書かれています。

医療の進歩、犯罪解決のための研究。 どちらも明るい未来のためのものなのに、一枚裏へ返せば道徳を侵し、一部の人間の支配欲のために使われる。

そんな世の中、いやだ!

そんな世の中にはなってほしくないです。 でも、もしかしたら近未来にはこんな世の中になるのかもしれません。 自分の身を守るのは自分だけ。 とはいえ、どこまで守りきれるのか。 油断ならない世の中になってきますね。。。 明日は何を読みますか? では、おやすみなさい。。。