「天才ファミリー・カンパニー」二ノ宮知子

有能なビシネスウーマンの母を影で支えていたのは天才高校生の息子だった！

あのバブル期を先見の明で見破った、天才高校生。彼の活躍ぶりはもはや、有能なビジネスマン並み。彼の分析力と企画力があればこそ母は若くして出世することができた。もちろん母にも能力はある。類稀なるプレゼン力でのし上がって来た。しかし、そんな有能な女性管理職を快しとしない輩がいる。母は半勢力組織の餌食に。。。

作者はあの、「のだめカンタービレ」の二ノ宮知子さん。面白くないはずがありません。

男社会に負けて退職に追い込まれてしまった母でしたが、黙って泣いてるような女性じゃない。「ナンジャコリャ？」な母の再婚相手と「はあーーーっ」な義理の弟に翻弄されながらも、持ち前のバイタリティで社会をのし上がって行こうと奮闘する天才高校生。

「ありえねーっ」っていうストーリーに、頑張れば私もなんとかなるかも、と思わされてしまうところがすごい。メッセージ性があるというか。漫画って、勇気と希望をもらえるわ。小説でももらえるんだけど、漫画は絵があるからダイレクトにメッセージが脳に入ってくるんですよね。一冊の漫画で人生が変わったという人、少なくないのでは？

二ノ宮知子さんの漫画、どれも面白いです！