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こんなところに秘密クラブが?!「札幌アンダーソング・間奏曲」小路幸也《読書感想》

「悪趣味ギリギリ!? けれど読めば必ず癖になる、 面白さ間違いなしの最強エンタメミステリ!」 のっけから失礼いたしました。

実はこの文言、単行本の帯にあるんです。 前作の紹介でもさんざん、変態だの、特殊性癖だの、特殊能力者だの連発しましたが。。。

出版するほうも認めてるということやな。。。(^_^;)

今回も続きますよ~ 悪趣味。

 

北の国、札幌にある警察署に、「雪堆積場に死体を埋めた」という謎の手紙が届いた。 「どこの」雪堆積場なのか記載がないため捜査は難航する。 札幌は雪国ですから。 あちらこちらに雪堆積場があるんですね。 そこから手を付けていいのやら困惑する根来とキュウ。

そこでシュンの登場。 前回も紹介しましたが、このシュンという青年、4世代分のご先祖さまの記憶を有するという特殊能力者。 記憶力がハンパないですから、推理力も人並みではまったくおっつかないほど。 今回も持ち前の推理力と、あらゆるツテを辿って、死体が埋められたという雪堆積場にたどり着くのですが。。。

 

今回は、特殊性癖そのものは前面に出てきませんが、シリーズのベースにしっかりといます。 死体を埋めたのは誰なのか? そんなところも前作から登場するあの青年が絡んできているのです。 おもいきりネタばらしでスミマセン。。。

 

雪堆積場の特定と並行して、ある組織の追い込みが。。。 あの組織のアジトがそんなところにあるのか? そこのところはあなたの目でご確認くださいね。

札幌アンダーソング・シリーズは次回も続きます。

ではまた。。。