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もう子供に見えないから困ってるよ「図書館内乱」有川浩 図書館戦争シリーズ2

 
昨日は


個性的な人が集まってきた図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)。
郁、堂上、小牧、手塚に玄田。
良くも悪くもそれぞれに個性的です。
特殊部隊という中で業務をこなしていこうとすると、少々アクが強いくらいの方がいいのかもしれません。
 柴崎いわく「本気でバカやってる大人の集まり」ですからね~
(このセリフ、シリーズのどこかに出てきます。探してみてね) 


さて、そんなアクの強いタスクフォースの中でも、割とあっさり系の小牧ですが、毬江の前ではちょっと様子が変わります。
小牧の実家の近所に住む高校生、聴覚障害のある毬江の登場です。
この毬江ちゃん、もう何度も小牧に失恋している。
でもでも、諦めきれないんだな。
 生まれたときからいつも小牧のお兄ちゃんがいるから、同世代の男の子はみんな子供に見えちゃうんですよね。
あるある~ そういうの~


毬江を使って、小牧がある団体からターゲットにされてしまう。
タスクフォースは小牧を奪還すべく動きますが、なかなか埒が明きません。
そして、オンナたちは立ち上がる!
ハイティーン女子を侮るなよーー!
という筋書きですね。 
そして。。。


このエピソードは、土屋太鳳さん演じる毬江でドラマになりました。
私が思い描く毬江ちゃんのイメージぴったりで、太鳳さんの演技もよかった。
このドラマを見てから太鳳さんのファンになっちゃいました(*^^*)っ

このエピソードに登場する「レインツリーの国」は、この物語のためにタイトルだけつけられた架空の本でした。
 実は、この「レインツリーの国」の筋書き、身内の方の体験から生まれたストーリーなんだそうです。
図書館戦争シリーズではタイトル だけの登場だったのが、中身も作りたい!、ということでホントに本文も作ってしまった。
この経緯は「倒れるときは前のめり」に書かれていますので 併せて読んでみてくださいね。

 


あなたはずっと思い続けている人はいますか?
恋ってステキですね。


では、おやすみなさい。。。





角川文庫(2011-4-25)
(初出2006-9メディアワークス
  一、両親攪乱作戦
  二、恋の障害
  三、美女の微笑み
  四、兄と弟
  五、図書館の明日はどっちだ
 <スピンオフ> 
  ロマンシング・エイジ
 <文庫化特別対談>
  有川浩×児玉清