読書日記 nokia's bookshelf

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やっとまとまったか。。。「別冊 図書館戦争Ⅱ」 有川浩 〜図書館戦争シリーズ⑥

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「別冊 図書館戦争?」有川浩

 

晴れて夫婦となった郁と堂上。 激甘ぶりがポッテリてんこ盛り。

シリーズ最終巻は、堂上教官から「篤さん」へと呼び方が変わり、まわりのみんなも「堂上郁」に馴染んできた頃のお話し。 なかなか恋へ進まず、まわりをヤキモキさせた郁と堂でしたが。。。

 

図書特殊部隊(タスクフォース)の面々も、なかなか恋は発展しないようですね。 さっさと恋人同士へ発展したのは、意外にも小牧と毬江ちゃんくらい?  隊長も副隊長も「女心を理解せよ」、なんて言ってもわかってくれそにないキャラですもんね。 でもね、玄田隊長も緒形副隊長も、とってもいい恋してるんです。 それは、大人になったからこそできる恋なんですね。 きっと20代の若モノには真似ができないおつきあいの仕方です。

このあたり、大人になったnokiaには理解できるところがあります。 「結婚」というかたちに納まることができるのが一番の理想ではあるけど、理想だけで結婚できない場合もあるんですよね。 それでもお互いを信頼し合えるパートナーがいるって、毎日が心強くなれます

 

そして~! 忘れてはならないこの二人、柴崎と手塚。 二人の気持ちはまわりから見るとダダ漏れなのに、気づいていないのは当の本人たちだけ。 二人ともちょっと意固地なところがありますもんね。

最終巻は、この二人の関係が動きます。 柴崎ファン、手塚ファンの方はこの巻、必読ですよ~(^o^)!!

別冊図書館戦争2


今回も、図書館が求められること、図書館のあるべき姿、みたいなのもしっかり書き込まれています。 図書館という一つの組織だけの問題ではなくて、「客」としてどうあるべきか、と問われているようにも思えます。 利用者や客が、その立場を利用して組織側の相手に圧力をかけるのは、一種の脅迫になります。 無意識のうちに相手を威圧してしまうこともあるかもしれないので気をつけないといけませんね。

さて、明日は何を読みますか?

では、おやすみなさい。。。

別冊図書館戦争(2) [ 有川浩 ]
別冊図書館戦争(2) [ 有川浩 ]

2011-8-25(角川文庫) 初出 2008-8 アスキー・メディアワークス

目次

 一、「もしもタイムマシーンがあったら」

 二、「昔の話を聞かせて」

 三、「背中合わせの二人」(1)

 四、「背中合わせの二人」(2)

 五、「背中合わせの二人」(3)

<スピンオフ>  ウェイティング・ハピネス

<文庫化記念 有川浩インタビュー その2>