読書日記 nokia's bookshelf

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目的を持って動けば、何かが動き出すもんなんだ『荻窪シェアハウス小助川』小路幸也

荻窪シェアハウス小助川

 

  家事全般なんでもこなせる19歳男子、佳人。 母と妹弟のために家事をすることが無上の喜びなのに、母からはシェアハウスへの入居を勧められてしまう。 自宅からすぐ近く。バイト先も今までと同じ。 それなら、まあ、いっか。と入居を決め。。。

 シェアハウス小助川には、大家のタカ先生をはじめ、個性豊かな人たちが集まって。。。 というのがよくある話ですが、ここに集まってきたのはごく普通の人たち。 フツーの人たちのフツーの日常。

 でも、そんなフツーの人たちにもそれぞれのストーリーがあるんです。 心にちょっと重いものを抱えてたりね。

 そんな住人たちの橋渡し的な役に収まるのが、19歳男子の佳人。 愛情深い男の子。 いい味出してますね。

 

 シェアハウスでの日常が書かれていますが、若者らしく将来への夢なんかも描かれています。 それを後押しするのがタカ先生。 シェアハウス小助川は、住人たちはどんなふうに変わっていくのでしょうか。 ちょっとドロドロしたエピソードがあるのですが、ここにもほんわかな小路マジックが生きています。

 読後は心がほわんとあったかくなることまちがいなしですよ(*^^*)

 

 今夜あなたは何を読みましたか?

 では、おやすみなさい。