読書日記 nokia's bookshelf

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県内まるごとレジャーランド!『県庁おもてなし課』有川浩

こんばんは。

今日の本はこちら

『県庁おもてなし課』

 

高知県は行かれたことがありますか? nokiaは。。。 ありません(^_^;)

関西に住んでいるので、近いといえば近いんですが。。。 陸路で高知県へ入ろうとするとけっこうな時間がかかるんですよね。 この物語は高知県のことが書かれています。

みなさん、高知県ってどんなイメージですか?

四万十川坂本龍馬、南国。。。

他にもいろいろとありますが、ぱっと思い浮かぶのはこんな感じでしょうか。

 

高知県にもっと観光客を呼び込もう! と設置された県庁内の部署、「おもてなし課」。 県内の見どころはどこか、どうやってアピールしようか。。職員の試行錯誤の日々が始まります。 しかし、職員は当然のことながら「公務員」。 観光のことはおろか、広告をどうするかなんてやったことがない。 「よその県では観光大使を任命しちょるぞ」 「おおー、そんならうちもやるき」 と、パクリ企画で観光大使を任命したはいいけれど、そこはやっぱりお役所仕事。 いろいろと詰めが甘くて観光大使からお叱りを受けることになるんだな。 そのあたりから物語は核心へ進んでいきます。

民間からのアドバイザーを招き、足で観光スポットを洗い直していく。 清流、日曜市、パラグライダー、農業体験etc。。。 陸の孤島と呼んでもいいくらいの不便なところにある馬路村、観光地として成功してるのはなぜか。。。

最優先にお金をどこにかけるのか、アピール方法はどうするのか。 そして、壮大な計画が持ち上がります(*^^*)っ

 

高知県庁におもてなし課は実在するのだそうです。

小説の中で有川さんは、おもてなし課をバッサリと斬ってますね。 お役所の人からすると有川さんはめちゃくちゃ怖い人に映るでしょう。 でもね、きっと斬られたおもてなし課のみなさんは「なるほど~」って発想を切り替えされていることと思います。 役所と民間のスピード感覚や視点の違い、小説になって読んでみると新たな発見があります。 そんなところを探しながら読んでいくとが面白いですよ。


明日は何を読みますか? ではでは。。。

have a joyful reading time!

 

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